こどもをむし歯にしやすい食習慣「ダラダラ食べ」
こんにちは。
伊万里市東山代町の「小野デンタルオフィス」です。
「仕上げ磨きはバッチリ」
「こどものむし歯には、人一倍気を付けている」
なのに、いつの間にかこどもにむし歯ができてしまった経験はありませんか?
もしかするとそのむし歯は、むし歯を作る悪い食習慣「ダラダラ食べ」が関係しているかもしれません。
「ダラダラ食べ」とは、その名の通り「ダラダラ食べること」です。
大人でもTVを見ながらやお酒を飲みながらなど、「ダラダラ食べ」をやってしまいがちですよね。
ダラダラ食べる時間は長くなればなるほど、むし歯リスクは増大します。
これはむし歯菌が食事の中の糖を養分にして酸を出し、この酸が歯の成分を溶け出させ、むし歯になりやすい状態にしてしまいます。
ただ通常であれば、口の中が酸性に傾いても、唾液の働きにより40分程度で中性に戻ります。
ですが「ダラダラ食べ」を続けると、中性に戻りきらずにずっと酸性に傾いたままになります。
つまり、「ダラダラ食べをしている間+中性に戻りきるまで(40分程度)の間」はずっとむし歯リスクが高い状態が続くという訳です。
この「ダラダラ食べ」の悪い食習慣が、こどもをむし歯にしやすくするのです。
手軽に栄養を摂りたいと考えて「野菜ジュース」や、スポーツ・熱中症対策の水分補給のために「スポーツ飲料」を、こどもに飲ませることもあるでしょう。
ですが、一見体に良さそうなこれらの飲み物にも、むし歯菌の大好きな糖が多く含まれています。
商品により差はありますが、「野菜ジュース200ml」「スポーツ飲料500ml」のどちらも20gほどの、糖質が入っています。
一般的な角砂糖は1個3g程度なので、例えば角砂糖でいうと7個分を一緒に摂取していることになります。
また飲み物の場合は少しずつ飲むことも多く、これだけ多くの糖質の入った飲み物を「ダラダラ飲み」すれば、「ダラダラ食べ」と同様にむし歯を作る悪い食習慣となってしまいます。
こどもの歯をむし歯から守るためには、食事やおやつの時間を決め、なにも食べない時間をなるべく長くすることが大切です。
また、むし歯菌のエサとなる糖を多く含む食事やおやつを、糖の少ない食材や代用甘味料(むし歯になりにくい糖)に置き換えることもむし歯予防に効果的です。
特にこどもの歯はむし歯の進行が早いため、日頃の食習慣を意識してみましょう。
小野デンタルオフィスでは小児歯科に力を入れており、こどもが一生涯むし歯知らずのお口でいられるよう目指しています。
また赤ちゃんや、小さなこどもとも一緒に通院できる環境も整えておりますので、こどものお口の悩み等がありましたら、お気軽にご相談ください。