むし歯のこどもを半減させた!?フッ素ケアでむし歯予防
こんにちは。
伊万里市東山代町の「小野デンタルオフィス」です。
こどもはお菓子が大好きですし、歯も上手に磨けないのでむし歯になりやすく、「どうすればこどものむし歯を予防できるの?」と悩んでいる親御さんも多いですよね。
そこでお答えすると、お子さんのむし歯を予防するにはフッ素ケア、さらにシーラントと呼ばれる予防治療が効果的です。
食事するたび、歯の表面は「脱灰」によって溶かされ、その後「再石灰化」によって修復されます。
フッ素ケアを継続して行うと、歯を修復する再石灰化が促進され、さらに歯質を強化して酸に溶かされにくい強い歯を作ります。
また、フッ素ケアを行ったお口の中は、むし歯菌にとって活動しにくい環境になるため、酸がつくられるのを抑える効果もあるのです。
フッ素は市販の歯磨き粉にも配合されていますが、歯医者のフッ素ケアで使用するものは、それよりも濃度が高いものになっており、お子さんの年齢に合わせた濃度を選択し、適切なケアを行います。
スウェーデンは歯科予防の先進国と呼ばれており、フッ素ケアによるむし歯予防も国民の生活習慣になっているほどです。
そんなスウェーデンも、1970年代ではむし歯になるこどもの数は日本以上でした。
しかし、当時フッ素ケアを取り入れたことでこどものむし歯は激減。
1981年頃には、むし歯になるこどもの数が日本の約半分まで減りました。フッ素ケアによってむし歯のこどもを半減させたのです。
つまり、フッ素ケアによるむし歯の予防効果は、世界の歯科予防の先進国で、既に実証済みというわけです。
シーラントとは、歯科用のプラスチックで奥歯の溝を埋める予防治療です。
奥歯はこどもにとって磨きにくい場所になるため、溝には食べカスや細菌が溜まりやすくなります。
しかし、奥歯の溝を塞ぐことで食べカスや細菌が溜まらなくなりますから、こどもにとってむし歯になるリスクの高い場所を、保護することができるのです。
また、シーラントを行えば、歯磨きの時に奥歯を磨きやすくなるので、親御さんの仕上げもしやすくなります。
お子さんのむし歯を本人の歯磨きだけで予防するのは難しく、小児歯科でフッ素ケアやシーラントなどの予防治療を受けることが大切です。
小野デンタルオフィスは親子で通院しやすいよう、キッズスペースの設置などさまざまな工夫をしています。
小さなお子さんを持つ親御さんも、安心してご来院ください。