インプラントの治療費の医療費控除について。高額療養費制度との違いは?
こんにちは。
伊万里市東山代町の「小野デンタルオフィス」です。
歯を失った場合に行われるインプラントは、歯科の中でも高額になりやすい治療です。
そのため、インプラントの治療費が医療費控除や高額療養費制度などに適用になるかどうか気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、医療費控除と高額療養費制度の違いに焦点を当てながら、インプラントの費用負担を軽減する方法について解説します。
医療費控除と高額療養費の違い
医療費控除とは、1年間の家族の医療費が一定の金額を超えた場合に、所得税や住民税の控除を受けられる制度です。
会社員の方は所得税の還付という形でお金を受け取ることができますが、医療費自体が戻ってくるわけではなく、あくまで税金の控除が目的の制度であることを覚えてきましょう。
一方で、高額療養費制度は一定の金額を超えた医療費を、保険組合が後で払い戻してくれる制度です。
医療費控除とは異なり、超過した分の医療費自体が払い戻されますが、保険診療で行われる手術などの治療費が対象になります。
インプラントの治療費も高額ではありますが、自由診療のため高額療養費制度は利用できないため注意しましょう。
医療費控除はインプラントの治療費も対象になる
インプラントの治療費は高額療養費制度の対象には含まれませんが、医療費控除を受けることが可能です。
しかし、インプラント治療のすべてではなく、次のような治療にかかる費用が医療費控除の対象になります。
1:治療前の検査代や診察代
2:人工歯を作るための費用
3:人工歯を埋め込むための手術費用
4:治療後のメンテンナンスなどにかかる通院費用
歯科ローンで治療費を支払った場合も医療費控除を利用することができますが、ローンの利息や手数料については控除の対象外になるため注意しましょう。
医療費控除を活用してインプラント治療を
インプラントの治療費は高額療養費の対象にならないため、医療費の還付を受けることはできません。
しかし、医療費控除を活用すれば、高額になりやすいインプラントの治療費負担を、税金の控除という形で軽減することは可能です。医療費控除を利用する場合は、治療に関する領収書を取っておきましょう。
当院では、インプラント治療に関するお悩みや不安をカウンセリングでおうかがいしています。
気になる方は、お気軽に伊万里市東山代町の歯科・歯医者「小野デンタルオフィス」へご相談ください。