歯のクリーニングのために何回通院すればいい?定期検診について
こんにちは。
伊万里市東山代町の「小野デンタルオフィス」です。
むし歯や歯周病などを予防するために行われる歯のクリーニングは、患者さんの目的や状態に合わせて、何回かに分けて行われることが多いです。
そこで今回は、クリーニングの回数や定期検診のメリットについてご紹介します。
歯のクリーニングのために何回通院すればいいか
目安として、年に3~4回程度です。
歯のクリーニングにかける通院回数は、患者さんのお口の状態や処置を受ける目的によって異なります。歯周病の症状が深刻な場合は、5回以上クリーニングをすることもあります。
クリーニング方法について
一口にクリーニングと言っても、処置内容によっていくつかの種類に分かれています。
ご自分に合ったクリーニングを受けるためにも、代表的な3つの方法を覚えておきましょう。
PMCT
PMCとは、歯の表面を磨くクリーニング方法です。
研磨剤を用いて機械で表面を磨きあげることで、歯の表面に付着した着色汚れや歯の表面のざらつきなどを取り除きます。
見た目の美しさはもちろんのこと、普段の歯磨きでは落としきれない汚れも取り除くため、予防ケアとして取り入れられることが多いです。
スケーリング
超音波や手作業で歯ぐきの上に見えている部分の歯石を除去する方法です。
歯石は歯垢と違って非常に硬いため、普段のブラッシングでは取り除くことができません。
したがって、スケーラーと呼ばれる機器を用いて除去する必要があります。
口腔内の状態にもよりますが、汚れがひどくなければ治療回数はそれほど多くならないことがほとんどです。
SRP(スケーリング・ルート・プレーニング)
SRPとは、スケーリングでは取り除けないほど歯ぐきの奥に入り込んだ歯石や、汚れを取るクリーニング方法です。
歯周ポケットが深くなるほど処置が難しくなり、時間と労力が必要になります。歯周病の症状が深刻な場合に必要なクリーニングです。
また、歯石を除去する際に出血したり、場合によっては麻酔を必要とすることもあるため、一度にSRPを行うことは難しいケースが多く、何回か通院しなければなりません。
2020年4月から歯の定期検診は保険適用
2020年4月から、むし歯や歯周病を予防するための「歯の定期検診」や、歯や歯ぐきのお手入れは保険が適用されています。
歯周病と診断された場合は、治療の一環として保険診療でスケーリングやSRPを受けることが可能です。治療後も再発予防を目的として、定期的な医師の観察のもと、クリーニングを受けられる場合があります。
保険診療の場合は、一度定期検診を受けたら、次にクリーニングを受けるまでしばらく期間をおきます。さらなるクリーニングを希望する場合は、自由診療という選択肢もありますので、ご相談ください。
伊万里市で歯のクリーニングをされる方は当院へ
当院では、予防ケアの一環としてPMCTなどのクリーニングを行っています。
お口の状態が気になる場合は、定期検診も兼ねて、お気軽に伊万里市東山代町の歯科・歯医者「小野デンタルオフィス」へご相談ください。