こんにちは。
伊万里市東山代町の「小野デンタルオフィス」です。
 

むし歯治療が終わると、「もうこれで大丈夫、むし歯にはならない」とほっとされるでしょう。
でも、安心はできません。
なぜなら、むし歯は再発しやすいからです。
 

じつは、むし歯になったことがない歯よりも、治療済みの歯の方がむし歯になる確率が高いのです。
1本の歯につき、治療できる回数は4回ほどとされています。
つまり、再発すればするほど、歯を失う可能性は高くなります。
 

がんばって治療したのだから、できるだけ再発は避けたいですよね。
むし歯が再発しやすい理由を説明いたしますので、原因にアプローチする予防方法で、大切な歯を守りましょう。
 
 

治療したむし歯は再発する可能性があります

むし歯の治療では、感染した部分を削り、詰め物や被せ物などの修復物で補います。
 

歯と修復物のつなぎ目に段差やすき間ができると、そこから、むし歯菌が入り込み、むし歯が再発するのです。
 

詰め物や被せ物には、保険診療が適用されることから、銀歯やプラスチックがよく使用されています。
奥歯の治療に使われることが多い銀歯は、歯よりも硬い材質です。
そのため、使用しているうちに、歯だけがすり減り、銀歯と歯の間にわずかなすき間が生まれて、再発の原因となります。
 
 

原因は、つめものや接着剤の劣化によるもの

銀歯や、銀歯を接着している接着剤は、時間の経過とともに劣化します。
変形によってすき間ができることから、銀歯の寿命は約3〜4年とされています。
 

プラスチックを使用した詰め物は、天然の歯と比べて汚れがつきやすく、耐久性が弱いのが特徴です。
かみ合わせが強いと、詰め物そのものが劣化して、歯との間にすき間が生まれます。
 

さらに、表面に汚れや歯垢が付着しやすいことから、お口を清潔に保つことが難しくなり、むし歯の再発リスクを高めるのです。
 
 

むし歯の再発の予防方法

むし歯予防の基本は毎日の歯磨きです。
治療した歯は再発しやすいということを頭に入れて、しっかりと歯を磨きましょう。
 

毎日の丁寧な歯磨きに「定期的なクリーニング」と「詰め物・被せ物の見直し」をプラスすることで、むし歯の再発を効果的に予防できます。
 
 

定期クリーニング

お口を清潔に保つためには、歯科医院での定期的なクリーニングを習慣にしましょう。
歯の表面に付着したバイオフィルムとよばれる細菌の膜は、歯科医院で専用の器具を使わなければ、除去することはできません。
 

歯科のクリーニングで使用する薬剤には、フッ素が配合されていますので、歯質を強くする効果も期待できます。
 

また、定期的に歯科に通っていると、むし歯を早い段階で発見することができて、歯へのダメージを抑えることにもつながります。
 
 

詰め物の種類を検討する

劣化しやすい銀歯やプラスチックではなく、セラミックを選択することで、むし歯の再発リスクを抑えられます。 

陶器を歯科用に強化したセラミックは、耐水性が高く、経年劣化しにくい歯科素材です。
天然の歯と同じ程度の硬さで、かみ合う歯を傷つけることもありません。
 

さらに、表面がツルツルしていて汚れがつきにくいので、お口を清潔に保つ効果も期待できます。
 

小野デンタルオフィスのセラミック治療についてはこちらから >

 
 

むし歯が再発しないように予防することが大切

治療のためとはいえ、削った歯は二度と元には戻りません。
できるだけむし歯にならないように、再発しないように、適切な治療とケアで予防しましょう。
 

伊万里市東山代町の歯科・歯医者小野デンタルオフィスでは、患者さんのお悩みやご要望をしっかりと聞いて、お一人お一人に合わせた治療方法をご提案します。
 

それぞれの治療のメリットやデメリットを丁寧にお伝えしますので、どの治療・どの素材を選ぶかを一緒に考えましょう。
まずは、お気軽にご相談ください。